こんにちは、人とわんこのナチュラルライフ.Laboくろーばーの大澤 忍です。
今回は「ハーブで年に一度のチンキ作り」についてお話しします。
春はぐんぐん育ってきた生のどくだみの葉と花でチンキを作りますが、
この時期は乾燥ハーブでチンキを作ります。
チンキは、毎日使っている化粧水作りに使う
私にとって大切なアイテムなんです。
7種類くらいを一気に作っておくと、
好きなチンキをブレンドしてたり
その時の肌の状態にあわせて使い分けたり
好きなブレンドを楽しめます♪
ここでは乾燥ハーブで作るチンキ作りのお話をします。
それでは、さっそく本題に入りましょう♪
チンキって何?
チンキとは、ハーブをアルコールに漬込んで、水溶性・脂溶性の両方の成分を抽出した液のことです。
それぞれのハーブが持っている成分から、どの成分を取り出したいかによって使うアルコールの度数が違ってきます。
主にウォッカや無水エタノールを使用しますが、ウォッカを使用すれば、飲用に使用することもできます。
ローズは温かいハーブティーにちょっと垂らすだけでとっても優雅な香りに。
そして、水溶性成分を抽出したチンキは化粧水やジェル作りに。
脂溶性成分を抽出したチンキはクリームや軟膏に使用します。
私は主に化粧水作りに使用しているので、水溶性成分を抽出したチンキを作っています。
乾燥ハーブでチンキを作る
乾燥ハーブでチンキを作る時にまず行うのは、使用する道具の殺菌です。
これはどの化粧品などを作る時にも必ず行います。
必須です!!
まずは、チンキを漬込むビンとフタを煮沸殺菌します。
そしてよく乾かしておきます。
容器がよく乾いたらハーブ、ウォッカを入れてフタをします。
漬込んでいる間は、毎日瓶を軽く振って、
約2~4週間程度漬込みます。
漬込みが終わったらコーヒーフィルターでハーブを濾し、
煮沸殺菌して良く乾かしておいた遮光瓶にチンキを入れて冷暗所で保管します。
約1年間は保存可能なので、年に一度作るようにしています。
手間がかかるように感じますが、使う道具の殺菌をしっかり行えば、
あとは漬込んで濾すだけなので、それほど面倒な作業ではありません。
ハーブを漬け込むと少しずつきれいな色が出てくるので、出来上がりが楽しみです。
作ったチンキはどう使う?注意点は?
作ったチンキは、主に手作り化粧水に使っています。
ハーブのエキスたっぷりのチンキと芳香蒸留水、グリセリンなどを加えて作ります。
殺菌済みの容器に計量して入れるだけなので、とっても簡単!
そして化粧水は保存期間が短いので冷蔵庫で保管して早めに使い切ります。
手作り化粧品は、使う時に毎回品質に問題ないかを確認しながら使います。
いつもと色が違う・・・。
ニオイが違う・・・。
沈殿物がある・・・。
など、気になることがあったら使用しないでください。
市販の化粧品との違いは、
「使っている原材料はわかっているけど、日持ちはしないので殺菌や保管をしっかりと行わないといけない」ということがあります。
殺菌や保管がきちんとできれば、そんなに難しいことはありません。
自分の肌の状態に合わせて好みのカスタマイズも可能なので、
「きちんと殺菌・きちんと保管・使う時にチェック!」を守って自分の肌にあった化粧水作りを楽しんでみませんか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。