今回は「北海道でもブルーベリーは育つ!育て方のポイントとジャム作り」についてお話しします!
北海道の様に雪が降る寒い地方でもブルーベリーを育てて実を収穫することができるの?と不安に思ってなかなかチャレンジできない方も多いのではないでしょうか?
実は・・・北海道でもちゃんとブルーベリーを育てて実を収穫することができるんです!!
実際に北海道に住んでいる私は、もうかれこれ13年程ブルーベリーを育てて、実を収穫しています!!
ちゃんと育てられるか不安でなかなかチャレンジできなかった方も、この記事を読んだらブルーベリーを育てて、実を食べてみたくなっちゃいますよ~~。
ここでは、北海道でのブルーベリーの基本的な育て方やポイント、収穫したブルーベリーの実を使ってジャムを作るまでをお伝えします。
せっかく収穫しても生のブルーベリーはそのまま食べるとちょっと酸っぱいし、たくさん食べられないよ~~という方にも美味しく食べられるブルーベリージャムの作り方や電子レンジで簡単に作る方法もご紹介します!
それでは北海道でブルーベリーを育てる方法とポイントを見てみましょう!
北海道でブルーベリーを育てることはできるの?
北海道でも育てられる品種は?ブルーベリーの基礎知識
ブルーベリーは、大きく分けるとハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類に区分されます。
ハイブッシュ系は寒さに強く、ラビットアイ系は寒さに弱いので北海道に住んでいる私はハイブッシュ系のブルーベリーを育てています!
ハイブッシュ系のブルーベリーは、秋から冬にかけて一定の低温にさらすことによって翌年よく発育するという特徴があるため、北海道での生育に適しています。
ハイブッシュ系は1本だけで育てるより、違う品種のブルーベリーを2本以上育てた方が実の付きが良くなりますよ!
ブルーベリーの育て方とポイント
次にブルーベリーの育て方とポイントについてまとめてみました!
用土
ブルーベリーは水はけがよい酸性の土壌を好むため、ピートモスに鹿沼土を混ぜたものを使用してさらに土壌表面の乾燥を防ぐため木材のチップなどで覆うのがおすすめです。
ブルーベリー用の土などブレンドされているものも販売されていますよ!
植えるのは、鉢植え・地植えのどちらでもOKです!
水やり
土の表面が乾きすぎないようにたっぷりと水やりをしましょう。
実がなってから水が不足してしまうと実が大きくなれず、シワシワになってしまいます。
特に夏場は朝と夕方にチェックして乾いているようであれば、しっかりと水を与えてください。
特に鉢植えの場合は土が乾燥しやすいので注意が必要です。
日当たり
ブルーベリーは日当たりがいい所を好むため、なるべく日当たりが良く風通しのいい場所に植える又は置いた方がいいです。
植えつけ
北海道などの寒い地方は葉が落ちて成長が止まる11~12月頃前又は芽が出てくる前の3月頃に植えつけるのがおすすめです。
剪定
ブルーベリーの剪定を行う場合は、7~8月頃の夏と12~3月頃の冬に行います。
・夏期剪定:成長して伸びた新しい枝を1/3ほどカットします。
・冬季剪定:不要な枝、古い枝を間引いて形を整えます。
肥料
ブルーベリーの肥料は、
・元肥:新芽が出る頃や植えつける2~3月頃に土に肥料を与える
・追肥:実の付きを良くするため、5~7月頃にリン酸を多く含む肥料を与える
ブルーベリーの苗木
我が家には8本のブルーベリーの木があります。
ブルーベリーは比較的簡単に育てることが出来て、春になるとホームセンターなどでも苗を買うことが出来ますよ。
購入する時に小さな苗木に花がついていたり、実がついていたりするものもありますが、最初の2~3年はほとんど実が収穫できないことが多いです。
そして、この時期は木が大きく育つように、花や実に栄養を取られないようにした方がいいのです!
実を早く取りたい気持ちはよくわかりますが、グッとこらえてまずは木を大きく育てるのがオススメですよ!
私が育てているブルーベリーはかれこれ10年以上経っている木ですので、毎年たくさんのカワイイ花が咲いて、たくさんの実をつけてくれます。
そして毎年たくさんの実を収穫できるようになりました!!
とっても嬉しいことに、年々収穫できる量が増えていってますよ~~!
ブルーベリーの花って小さくてとってもかわいいですよね~~。
品種によっても花の形や色が違うんですよ!
ブルーベリー収穫の目安
かわいらしい実がなって、いよいよ収穫という時・・・。
北海道ではだいたい7月~10月位まで収穫できますね!
毎年悩むのが、この実をいつ収穫するのがベストか?ということ。
色が濃い紫色になっても収穫が早いと、食べるととてもすっぱ~~い!!
いつまでも収穫せずにいると、気が付いた時には実が落ちてしまったり、鳥に食べられた!なんてことも・・・。
う~ん!収穫時期は毎年悩みます!!
最近は実全体が黒みを帯びた濃い紫色になっていて、枝とつながっている実の部分の色までしっかりと濃い色になっているなっているものを選んで収穫するようにしています。
枝から外した時に中までしっかりと色づいていて、収穫する時も簡単にポロッととれるんです。
この状態になっていると甘くてジューシーなブルーベリーの実を収穫することが出来ますよ!!
この様に実の熟成を確認しながら収穫していると採れる時期がバラバラになってしまうので、基本的に生で食べるもの以外はサッと水洗いしたら保存用バックに入れてその都度冷凍しちゃいます。
そしてすべての収穫が終わった頃に、まとめてジャムを作るんです!
ブルーベリーの実はそのままにしておくと、水分が抜けてシワシワになっちゃうので食べない分はすぐに冷凍しましょう!
収穫したブルーベリーでジャムを作ろう!
2018年に収穫できたブルーベリーは、なっなんと・・・4kg!!!
今までで一番の収穫量です!
そしてその4kgのブルーベリーを全部使ってジャムを作ります♪
実は私・・・毎年ブルーベリーのジャムは電子レンジでレンチンして作っていたんです。
しかしさすがに4kgのブルーベリーをレンチンで作るのは、時間がかかり過ぎてしまうので、今回は鍋を2つ使ってジャムを作ることにしました~~。
鍋でコトコト煮て作る!ブルーベリージャムの作り方
【材 料】
・ブルーベリー(収穫したものを凍保存したもの)……500g
・砂糖(グラニュー糖)……240g
・レモン汁……大さじ2
【作 り 方】
①鍋に冷凍のままのブルーベリーを入れてグラニュー糖をまぶしてよく混ぜる。
ブルーベリーが少し溶けるまで放置しておく。
少し溶かした方が水分が出てくるため、加熱した時に焦げる心配がありません。
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②木べらなどで混ぜながら中火にかけるとさらに水分が出てきますよ。
水分が出てブルーベリーの実がひたひたになってアクも出てきます。
ときどき混ぜながらアクをキレイに取り除きましょう。
美味しいブルーベリージャムを作るためにとっても大切な工程です!
↓
③アクを取り除いたらレモン汁を加えてさらに煮詰めていきましょう。
火力が強く感じたら弱火にしてもOKです!
鍋底が焦げ付かないように混ぜてください!
↓
④煮詰めていくと、だんだんトロミが出てきますよ~~。
↓
⑤ジャムの出来上がりの固さはお好みで調整可能です。
ヨーグルトにかけるソースの様なトロトロタイプは、ちょっととろみがついたらOKです。
パンに塗る様な少し固めに仕上げたい時は、もう少しドロッとするまで煮込みましょう。
出来上がりは加熱時よりも固く仕上がりますよ!
↓
⑥好みの固さに仕上がったら、すぐに食べる分はタッパーなどの容器に入れる。
早めに食べきってくださいね~~。
長期保存したい時は、熱いうちに煮沸消毒済みの清潔な容器に入れて出来上がりです!
今回作った分はジャム瓶に詰めました。
今回は4kg分のブルーベリーでジャムを作ったのでしばらくは自家製ジャムを楽しめそうです!!
ジャムを作る時の大切なポイント
ジャムを作る時の大切なポイントは・・・
・生のブルーベリーを使う時は、サッと洗ってから砂糖と混ぜてすぐ火にかけてOKです。
・砂糖はグラニュー糖の他にきび砂糖やてんさい糖などでも美味しく作ることができます。
ウチは娘がアトピーなので、きび砂糖でも作っています。
・木べらで混ぜる時はあまり強く混ぜて実をつぶさないようにするのがオススメ!
そうするとゴロゴロと身が入ったジャムが出来上がります!
加熱中はジャムが跳ねやすいので、ヤケドをしないように注意してください!!
・ビンの煮沸消毒は大きな鍋に水をはり、その中にビンとフタを入れてから火にかけます。
沸騰している状態で約10分間は煮沸消毒しましょう。
清潔なふきんやキッチンペーパーの上に置いてしっかりと水を切ってから使用してください。
・ビンは必ず耐熱性のものを使用しましょう。
耐熱瓶でも沸騰したお湯にビンを入れると温度差で割れることがあります。
水の状態からビンを入れて加熱してください。
・ビンにジャムを詰めたら、すぐにしっかりとフタを閉めてください。
熱いのでヤケドに注意しましょう!
・消毒済みビンを使用してすぐにフタをしたジャムは、冷暗所で半年程度は保存可能です。
暑い時期やちょっと不安な場合は、冷蔵保存しましょう!
ここまでが鍋でコトコト煮てジャムを作る方法です!
では次に、電子レンジを使って簡単にジャムを作る方法も紹介します!
電子レンジを使った簡単なジャムの作り方!
ブルーベリーを収穫できる時期だけではなく、スーパーなどで冷凍ブルーベリーを購入して簡単にジャムを作る方法もあるんです!
今回は電子レンジを使用してレンチンで作りますので、とっても簡単!
火の強さを気にすることもありません。
それでは、さっそく作り方を紹介します!
【材 料】
・冷凍ブルーベリー……1袋(250g)
・砂糖(グラニュー糖)……120g
・レモン汁……大さじ2
※ウチで購入しているのは1袋250g入りの冷凍ブルーベリーでした。
購入したブルーベリー1袋の容量に合わせて砂糖とレモン汁の量を調整してください!!
【作り方】
①耐熱容器に冷凍ブルーベリー、砂糖、レモン汁を入れて軽く混ぜ合わせる。
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②ラップをせずに耐熱容器を電子レンジに入れて、500Wで5分加熱する。
↓
③一度全体を混ぜてから再度500Wで5分加熱する。
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④「混ぜる→500Wで3分加熱」を好みの固さになるまで繰り返す。
アクが出たら混ぜる前にしっかりと取り除いてくださいね!!
レンチンで作るブルーベリージャムはとっても簡単!
冷凍ブルーベリーはいつでも買えるし!
少量ずつ作れるから、食べきれる分だけ作ればとっても簡単なんですよ!!
手作りジャムを長期保存するために気をつけたいこと
手作りしたジャムを長期保存するためには、
・煮沸消毒した清潔な容器を使用する
・煮沸消毒後のビンやフタは清潔なふきんやペーパータオルの上でしっかりと水気を切る
・ビンにジャムを詰めた後、すぐにフタをしっかりと閉める。
このポイントをしっかりと行うことで、長期保存も可能になります!
手作りブルーベリージャムの楽しみ方
ブルーベリージャムを手作りすると、
・ジャム作りに使用した原材料は全て把握!添加物不使用なので安心して食べられる
・使用する砂糖は好みのものを選ぶことが出きる
・ブルーベリーの実を潰して口当たりの滑らかなジャムに仕上げる
・実を潰さないようにしてゴロゴロとした実が楽しめるジャムに仕上げる
・煮詰め方でジャムの固さを好みに調整できる
など自分好みにカスタマイズができます!
ブルーベリーに含まれているアントシアニンというポリフェノールは視力の向上や眼精疲労の改善が期待でき、フラボノイドには抗酸化作用があるためお肌を健やかに保ったり、老化防止なども期待できちゃいます!
食物繊維も含まれているので身体の内側からキレイになれそうですね~~。
私はパソコンの画面やスマホをよく見るので、積極的にブルーベリーを摂取しています!
まとめ
いかがでしたか?
ブルーベリージャムを作ってみたくなりましたよね!うんうん!!
ブルーベリーはアントシアニンが豊富なので、目にもいいんですよ!
そして爽やかな酸味と甘み、手作りならではのブルーベリーの実のゴロゴロした感じを楽しめちゃいます!!
材料は何を使用したのか全部わかっているので、安心して家族みんなで食べられますね。
パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、クラッカーにのせても美味しく食べられますよ~~。
パンケーキにのせてもとってもオシャレですね!
ブルーベリーはたくさん手をかけなくても比較的簡単に育てることができますので、ぜひチャレンジしてみてください!
プランターでも育てられますよ!!
家庭菜園で収穫した実でブルーベリージャムを手作りして、家族みんなで楽しんじゃいましょう!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。